すかいらーくホールディングスの四半期決算説明会の後、すかいらーくグループ店舗約100店舗を閉鎖するという発表がありました。
理由としてはコロナによる影響で東北・北関東・中国・四国・九州地方の幹線道路沿いを中心に来客数が減少したためです。
すかいらーくグループ100店舗というのはガストやジョナサンなどを含みます。
※追記:採算が悪化した100店舗を、2023年初旬から順次閉店する予定とのことです。
この記事では
- ガストやすかいらーく系列の閉店店舗はどこ?
- 閉店後はどうなる
- 閉店ラッシュの理由は何か
- 値上がりする店舗はどこか
- 他ファミレスの閉店情報
について詳しく載せていきます。
ガスト(すかいらーく)の閉店店舗はどこ?2022
ガストをはじめすかいらーくの系列店舗は、現時点でどこが閉店するのかまだ詳細が分かっていません。(2022年8月)
すかいらーくホールディングスは東北・北関東・中国・四国・九州エリアの郊外の幹線道路沿いの店舗を中心に売り上げが減少しているため、来客の減っている店舗を2023年春頃に閉店する予定ということのみ発表があります。
株式会社すかいらーくグループは2022年6月30日時点で3085店舗で、実は2020年にもガストは約200店舗を閉店しています。
現時点で17店舗が閉店する予定として分かっていますが、今後は100店舗まで増える予定です。
決まっている17店舗は下記のようになっています。
店舗名 | 閉店店舗数 |
---|---|
ガスト | 4 |
バーミヤン | 0 |
ジョナサン | 2 |
ステーキガスト | 1 |
から好し | 1 |
しゃぶ葉 | 1 |
藍屋 | 0 |
夢庵 | 0 |
フロプレステ―ジュ | 2 |
むさしの森珈琲 | 1 |
chawan | 1 |
La Ohana | 1 |
その他 | 3 |
こうやってみると藍屋や夢庵など和食系列の店舗は人気であるのかな?と感じますね。
最も多いのはガストの4店舗で、今後もガストの閉店店舗が増えていくのではないかと予想します。
さしあたり2022年8月に閉店するすかいらーくグループの店舗は神奈川県平塚店のみです。
ガスト大量閉店のニュース以降、3店舗が既に閉店しています。(11/3現在)
店舗 | 閉店日 |
---|---|
ガストふじみ野東店 | 2022年10月10日(月) |
ガスト 川口店 | 2022年9月4日(日) |
ガスト 平塚海岸店 | 2022年8月31日(水) |
おはようございます
リハビリがてらウォーキング終了💦ガスト平塚海岸店、8月31日で閉店みたいです。
かなりの歴史あるもんね‥ pic.twitter.com/RJm0h5sQxT— テンチョウ (@tenchoSB) August 12, 2022
閉店後のガスト(すかいらーく店舗)は何になる?どうする?
閉店後のガストやすかいらーく系列の店舗が何になるのか、違う店舗としてリニューアルするのかはまだ決定していません。
閉店ではなく、店舗の改装を予定している店舗は以下になります。
店舗名 | 改装店舗数 |
---|---|
ガスト | 66 |
バーミヤン | 43 |
ジョナサン | 0 |
ステーキガスト | 11 |
から好し | 0 |
しゃぶ葉 | 0 |
藍屋 | 1 |
夢庵 | 0 |
フロプレステ―ジュ | 7 |
むさしの森珈琲 | 0 |
chawan | 0 |
La Ohana | 0 |
その他 | 1 |
海外進出している店舗は好調のようで、特に台湾では2022年度内に4店舗の新規出店予定があります。
ガストが100店舗閉店となった理由・背景
ガストが業績不振になり100店舗閉店を余儀なくされた背景には色々な要因があります。
コロナ第7波の影響だけではなく、インフレの影響がかなり大きいようです。
従来の予想では営業利益が100億円、当期純損益40億円としていましたが、大幅な下方修正を行い営業利益が5億、当期純損益は-20億円となりました。
なんと20分の1の営業利益です。驚きですね。
インフレによる円安によるコスト高と、コロナ第7波による客足の現象、この2つが合わさって「100店舗閉店」という方向に進んだようです。
冒頭で触れたように、特に業績が悪いのは郊外です。
郊外の地方都市ではインフレにより節約意識が高まり、外食に足を運ぶ人が激減しています。
また郊外だけではなく、都心部では在宅ワークが定着したため出社して昼ご飯を食べるサラリーマン層の客足が激減、都市部の方でも業績が厳しい状況になっています。
今後すかいらーくホールディングスでは、「客単価を上げる」・「生産性向上」の2つの軸をもってこの状況を乗り越えようと考えています。
そのため、都心は秋よりメニュー値上げを検討しているようです。
参考:yahoo!ニュース
ネットの反応
飲食店を悪者扱いする空気さえ無ければ、ここまでにならなかっただろう。せっかくアクリル板任意、ハンドドライヤー復活とか頑張ってくれてるのに残念だ。これで満足かよ、幸せかよ、コロナ脳👊https://t.co/phXCNtVZFV
— jet (@no_surrender24) August 12, 2022
ガスト大好きマンだから近所のガスト閉店したら悲しい https://t.co/XYDUmokoWg
— ゴモラ (@gomora0814) August 15, 2022
えっガスト閉店すると困る私が使ってるところだけは閉店しないで私が週3で頼んでるところだけは頼むお願いします私という貴重な人間が困ることになりますお願いします(流れるように自己肯定感を必要以上にあげていくツイート)
— 奏.🕶4days left🎡Ⅱ🎃 (@5knpn) August 15, 2022
超都心部のガストは値上がり予定
ガストは山手線圏内の店舗を中心に「超都心価格」設定で値上げすることが決まりました。
地域別の価格設定については2022年10月から実施する予定。
メニューのラインナップも3パターンにして対応していくようです。
参考:Yahoo!ニュース
ジョイフルやロイヤルホストなど外食店閉店ラッシュが続いている
すかいらーくグループだけではなく、同じ外食産業でいわゆるファミレスといわれる「ロイヤルホスト」や「ジョイフル」も閉店ラッシュの事態となっています。
ジョイフルは全国200店舗閉店
ジョイフルは九州を中心に直営店舗で700店舗以上展開していましたが、コロナの影響で5割以上売り上げが落ち込み、2020年、需要回復が見込めないとして約1/3の店舗数である200店舗を閉店させることにしました。
参考:NHKニュース
ロイヤルホストは70店舗閉店
ロイヤルホストも新型コロナの影響を受けて経営環境が悪化、全国で700店舗以上あるうちの約1割である70店舗の閉店を2021年末までにすると発表していました。
参考:テレ朝ニュース
まとめ
以上、ガスト(すかいらーくグループ店舗)の閉店店舗はどこか、また閉店後はどうなるのかについてまとめてみました。
- 現時点で閉店予定の店舗は17店舗(うちガストが4店舗と最多)
- 理由は郊外の幹線道路添いの店舗の売り上げ減少
- 他ファミレスも閉店しているところは多い
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