阿武町の給付金誤送問題で逮捕された田口翔さんですが、4,630万円うち3500万円がオンライン代行決済会社の1つから返還されました!
トータル27回送金したとされるA社からの返還で、残るL社とM社の700万円の返還も期待がもてるようになりました。
全額を使い切ったというのは大嘘で、「現金をオンラインカジノ通貨にマネロン(資金浄化)して、隠ぺいしていた」ということがバレてしまいましたね。
出所後に現金化して使うつもりでいたとは、かなり悪質な人です・・・・。
この記事では
- マネーロンダリングとはなにか、
- オンラインカジノはマネロンの温床になりえるのか?
- 何故返還された?
- 残りのお金は返ってくるか?
などについてまとめています。
案の定、被疑者は事実に反することを述べていた。オンラインカジノ内通貨に替える、つまり、マネーロンダリングを行っていた。他の2社についても被疑者を徹底的に追及すべし。
決済代行業者の1つから山口 阿武町の口座に3500万円余 返還 | NHK https://t.co/gYqAlKNUbm
— ミスター小五郎 (@kogoro_wakasa) May 22, 2022
田口翔が行ったマネーロンダイングとは?わかりやすく解説
マネーロンダリングとは日本語で資金浄化と言われ、簡単にいうと
「犯罪など不当な手段で得たお金を、その出所や所有者が分からないように見せかけること」をいいます。
警察の捜査や収益の発見から逃れることを目的にするものですね。
今回田口翔さんが「複数のネットカジノ決算会社に入金して全額なくなった」という発言3500万円返還前から「マネロンじゃないか」と疑われてたのが納得しました。
架空会社や複数口座への送金をして、犯罪で得たお金の出先を分からなくする は最もありがちな手口のようです。
- 犯罪で得た収益で商品券や高級車を購入→売却し、現金に戻す
- オンラインやカジノへの入金→出金
- 株や債券の購入→売却
- 不動産や美術品の購入→売却
上記のような手口が多く、まさに田口翔さんがしていたやり口に似ています。
田口さんはマネロンの中の「プレスメイト」という工程で今回返還されたということになります。
プレスメイト
複数の講座に複数回振込を行ったり、オンラインカジノに入金して「振り分け(資金の分散)」を行う工程。

1つの口座に大金が入っていると怪しますもんね。今回の場合は凍結されたり返金する前に移したということですね。
レイヤリング
不動産や金融商品を買い、お金の出所が分からないように複雑化する工程。
インテグレーション
分散した資金元から資金を回収する工程
マネーロンダリングは世界各国の政府が厳しく取り締まっている問題で、「金融活動作業部会(FATF)」と呼ばれる組織が対策の基準を定め、監視や勧告しています。

日本においては「犯罪収益移転防止法」という法律の下、処罰の対象になっています。
オンラインカジノはマネロンの温床?オンラインカジノを使った理由
もともとオンラインカジノはマネロンの温床と言われていました。
マネーロンダリングでオンラインカジノやカジノを使う理由は主に3つ。
- 資金をチップ(オンライン通貨)に変えるだけで資金浄化になる
- 取引が複雑化できる
- 大金が動くので、出所がバレにくい
オンラインカジノには世界中のお金が集められるため、出所がバレにくいんですよね。
田口翔さんが行ったように、現金を繰り返し送金してオンライン通貨(チップ)に変える行為自体がマネロンということですね。
田口さんの行動をまとめてみても、怪しいところが沢山あります。
田口翔さんの行動まとめ
- 4630万円を2週間の間に全て使い切っている
- 3つのネットカジノ決済代行会社に30回以上送金を繰り返している
- 弁護士を雇える費用がある
何故返還された?考えられる理由3つ
返還理由として考えられることは3つです。
- オンラインカジノ決済代行会社がグレーな仕事なため、警察の捜査などが入って営業停止になったら嫌だから
- 阿武町役場の方で手数料(お金)を払い、オンラインカジノ決済代行会社と交渉をした(弁護士雇う)
- 不正利用されたとして決済代行業者が警察に被害届&保険使用したから
確かに冷静に考えると、マネロンの資金と分かった以上、決済代行会社はその資金を凍結したり被害届を出すのも分かりますね。
ただ保険適用したとして、そのお金をこのスピード感で阿武町に返還するという動きは違和感があります。
阿武町のお金かどうかの証拠がある又は、警察からなんらかの圧がかかったなどが考えられますね。
4,620万円の内3,500万円が決済代行業者から戻って来た件。不正利用(詐欺)として決済代行業者が警察に被害届を出しつつ保険を使用したかも説がありそう。
— ふじきぶちょー (@choku_nyu) May 23, 2022
オンカジサイトは殆どがマネーロンダリング防止を理由に、
入金額と同額のゲームをしないと出金出来ない仕様になってるからじゃね?事がでかくなりすぎて、
弁護士立てて話して出金出来るようになったとか?不思議な町ってか、
どこもそんな感じで、
でかい問題が露見してないだけだと思ってる https://t.co/UrxdzJrjN8— もんもん@FXやめよかな? (@newtymon) May 23, 2022
メジャーどこのオンカジならマネロンや犯罪絡みの資金なんてそりゃ返還だよなーと納得はできても予想はしてなかった https://t.co/xV5F52SIIu
— カツシオ (@katsupoishio) May 23, 2022
銀行は誤送金とわかっていて法によって手出しできなかったのに、決済代行業者は自分の判断で返還していいのかね? https://t.co/GBySgjHJ73
— ABC Trader (@ABC87791035) May 22, 2022
残り1100万は返還される?
残る1100万円が気になるところですが、他2つの決済代行会社が返還してくれても、満額は返ってこないような気がしますね。
本人も舞い上がって高額なものを買ったり、遊びや麻薬(?)など豪遊した可能性もありますし、弁護士の着手金などもあると思いますし。
ただ今回1つの決済代行会社から返還があったということは、今後他の2つの決済代行会社からの返還はありそうなので、できる限り阿武町に戻ってくることを願いたいですね!
まとめ
- 田口翔さんは現金をオンライン通貨にしてマネーロンダリングしていた
- グレーゾーンのオンラインカジノが捜査などを渋って返還したor阿武町が手数料を払うなりして返還請求した
- 残る1,100万円ほどは返還されても満額は難しいのでは?と予想
また追記があり次第載せていきます!
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